自炊レシピや食べたものの記録です。ときどきうどん県ネタあります。catelog
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冷奴の薬味といえば、ネギと生姜で完璧、鉄板でしょう。あえてハウスしそ梅を乗せてみましたよ。もちろん合うに決まってます。なくてもいいっていうだけです。あっていい。しそ梅はスターじゃないんですよね。エースじゃないんです。でも実力を認めてる人がいる。酸味があるのでしょうゆを控えめにかけてどうぞ。
写真は豆腐1/4丁です。
以前、何度か入院したことがあるのですが、絶飲食期を超えて重湯からだんだんと普通食になるにつれ、病院食はかなりの割合で豆腐が出てきます。患者のからだに負担が少なく、大切なタンパク質である豆腐を、栄養士さんが選ぶのはまったく自然なことです。
でも、何週間もの絶飲食のあと、固形物が食べられるようになって、毎日のように豆腐ばかりでは、さすがにつらいのです。もともと病気前からそれほど好きではなかったこともあり。病院食ですから特にこだわった豆腐でもなく、やっと食事が摂れるようになった喜びのなかで、日々豆腐ではさすがに厳しいです。
「向こう30年、豆腐の顔は見たくない!」と毒づきました。
それで、すっかり元気になって退院してからのこと。ある、所属している会の食事会で豆腐がでてきて、わたしが食べないでいると、幹事さんが気にしてくれました。わたしは、幹事さんが傷つくことも思い至らず、
「向こう30年、豆腐の顔は見たくない!」
のセリフを吐きました。幹事さんはわたしの入院のことも知っています。
翌月の食事会のとき、また冷奴が出ました。幹事さんが「食べてみて」と勧めてくれるし、せっかく用意してくれたのに悪いと思い一口食べてみると、、、明らかに味が普通の豆腐とは違いました。
「え? これ、普通の豆腐じゃないですよね…。」
「さすが。わかってくれたね」
と幹事さん。
1ヶ月前にわたしが傍若無人に言ったことばを優しく受け止めてくれて、美味しい豆腐を食べさせてやろうという思いで、その月の会合に、高級な豆腐が用意されたのだと、幹事さんの笑顔を見て理解しました。
会の経理上、高級な豆腐にお金をかけると負担になります。できるだけ抑えたいので、幹事さんが自ら手料理を振舞っていることも知っています。
わたしは、幹事さんの人徳に感謝と恩義を感じるとともに、自分が病人(病気上がり)であることを無意識に、特別なこととしてとらえていたこと、せっかく準備してくれた人に対して傷つける行動をとったことを恥じました。
手順とか必要ないのですが^^; 豆腐のてっぺんをスプーンで削って、そこに薬味を入れるっていうことを考えていましたが、かっこつけることもないかって感じで。
オットのは、ネギ満載でひどい見栄えだったので、せめてものかっこつけで小綺麗に盛り付けました。写真を撮ったあとはネギどっさり乗せたのはナイショです。(^o^)
ちなみに、あれからまだ30年経っていませんが、豆腐への勝手な恨みはほぼ消え去りました。(笑)
和食 豆腐
2015年8月23日(日)